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兼松開吉開商貿(上海)有限公司 様

営業管理から始まったkintone活用、全社的な業務改善へ
トップの姿勢と現場の積極性で定着に成功

【業務内容】

工作機械と産業機械を取り扱う専門商社

【利用用途】

営業管理(商談報告、見積書管理、名刺管理)、人事申請管理など

事業紹介

兼松开吉开商贸(上海)有限公司は、株式会社兼松KGKの中国現地法人として2006年に設立。上海本社のほか、蘇州、東莞、大連に営業事務所を展開。他に青島、天津にもサテライトとして営業やサービスを配置し、来年で創立20周年を迎える。
主要顧客の約9割は中国ローカル企業で、日本製や中国製の優れた工作機械・産業機械を中国市場に橋渡ししてきた。近年はスマートフォン、EV、AIデータセンター関連の精密部品分野でも需要が拡大している。また、ベトナム・タイ・フィリピンなど東南アジアからの引き合いも増えている。

今回は、営業業務の効率化のためにkintoneを導入された兼松开吉开商贸(上海)有限公司の堀江総経理と管理部の王副部長と営業管理部の陸課長にどのような理由で導入決定にいたったのか、導入の過程、導入効果、今後の展望についてお話しを伺いました。

導入前の課題

以前にワークフローをシステム化したものの、営業や財務管理は依然Excelに依存していた。
そのため、下記のような課題を感じていた。

- 見積や計算書は各営業がExcelで作成し、PCやフォルダに管理
- データの再利用や検索が困難
- 情報が属人化し、承認や共有に時間がかかる

「営業担当の経験や情報が個人の頭の中に溜まっていくだけでは、次世代に引き継げません。会社の資産として情報を残し、皆で活用する必要性を感じていました」(堀江総経理)

導入の決め手

堀江総経理が「Excelが多い」「記録を残したい」「つなげたい」という課題を強く認識していた際に、サイボウズとの面談時に

「『こういうことをしたい』と構想を話したら、サイボウズさんはすぐ『できます』と応えてくれました。
CRM化、Excel脱却、情報資産化の3点が導入の決定を後押ししました」(堀江総経理)

管理部の王副部長も「会社がシステム化への方向性と意義を明確に示したことで、皆も同じ課題感を持っていたので導入を受け入れやすかった」と振り返る。

「まず自分で試してから入力項目が多すぎると感じれば、簡素化するように指示しました。できるだけ簡単に申請できるようにすることで、従業員が抵抗なく受け入れられるように模索することを促しました。」(堀江総経理)

王副部長も「改善案の意図は説明を重ねることで、現場も徐々に納得感を持って受け入れることができました」と語る。

上記のように会社としてシステム化を大きく推進する姿勢をサイボウズもサポートした。

営業管理部の陸課長も「非常に対応が早く、こちらの要望にサイボウズさんからはほとんど『ノー』がなかったのが大きいです。嫌な顔をせず一緒に考えてくれる姿勢に助けられました」

王副部長も「仕様変更にもサイボウズさんは柔軟に応じてくれ、改善まで支援してくれました。安心して活用を進められました」と補足する。

導入の効果

導入から半年余りで、営業活動や管理業務に明確な効果を実感

計算書アプリでは、仕入価格・販売価格・輸送費を自動計算し、見積書まで一元化。Excel管理からkintoneへ移行した初期は誤差も多かったが、調整を重ねて定着。

「以前は見積を出すまでに何度も担当者へ確認が必要でしたが、今はkintone上で即座に利益率や出荷状況を確認できます。会議も具体的な議論に進めるようになり、従来より短時間で実施できるようになりました」(営業管理部の陸課長)

計算書アプリでは、仕入価格・販売価格・輸送費を自動計算し、見積書作成に必要な情報を一元化。
決められた4パターンの書式で発行することが可能な設計となっており、ボタン一つで必要な書式の見積書を発行することができる。

発行した見積書書式のサンプル。必要な情報をkintoneで適切に管理することで、見積書作成にかかる工数が大幅に削減できた。

効率化だけに留まらない、社員の主体性を育んで取り組む業務改善

さらに堀江総経理は「システム導入の目的は単に効率化だけではなく、社員一人ひとりが主体的に考え、自分の業務を改善するきっかけを作ることにある」と強調する。従来の紙やExcelによる管理では、担当者ごとの属人的な判断や作業の偏りが避けられず、情報共有不足も多く見られた。しかしkintoneを導入したことで、プロジェクトごとに必要な情報を全員が同じタイミングで確認でき、数字や進捗を共通の基盤として議論できるようになったという。


商談報告アプリでは、「顧客企業名」はマスタとなるアプリから情報を参照して登録することができる。また、参加者情報もマスタから自動的に登録を行うことができる。そうすることで、登録者の登録ミスや表記揺れを防ぐことができ、統計をとる際の煩雑な作業も軽減された。
商談記録は端的に最大3行でまとめるルールで運用。もし追記したい場合は、「商談内容詳細表示」のチェックボックスにチェックを入れることで、詳細を記入できる項目が表示される仕様になっている。シンプルな設計を重視しながらも細部に凝らされた工夫が、登録者・管理者双方の利便性を高め、情報共有の精度を上げている。

商談報告と費用精算申請を連動させており、出張関係の費用は商談報告アプリで報告を行なっていないと費用精算できない仕組みになっている。万が一登録が漏れてしまっていたときのために、すぐに登録ができるようアプリへのリンクを配置。商談報告の登録を徹底させるための工夫だ。
会社として定着させたいアクションを徹底させるための工夫が要所要所に散りばめられている。

将来の展望

今後は営業明細や予実管理の強化を進め、現在まだ存在している負担の偏りを減らし、人材をより高度な業務に振り分ける方針だ。

「営業活動や顧客情報は会社の財産です。次世代に残すためにも、記録化とシステム化をさらに進めたいと考えています。私自身、中国で仕事ができる期間で社員のためになる成果を残したいと思っています。やるべきことを少しずつ成し遂げ任務を果たしていくことで、会社も、社員も、自分も次のステップに進む。そのためには、自分たちが築いたものを次世代へ繋げる必要があり、その手段こそシステム化だと思います。」(堀江総経理)

最後に、kintoneを検討している企業へのアドバイスを尋ねた。

「kintoneを検討しているということは、何かに不便さを感じているはずです。自社の悩みをまずサイボウズさんに相談してみてください。丁寧に解決策を一緒に考えてくれます。周囲の事例も参考になりますが、直接相談するのが一番と思います。」(堀江総経理)

兼松开吉开商贸(上海)有限公司が積み重ねてきた約20年という歴史。次の20年は更に前進、発展していくという強い意志を感じた。

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